昨年2018年は異常気象の一年といわれてきました。
熊本地震や西日本の大降雨、北海道地震、、、いずれも甚大な被害に見舞われました。
復興支援はずっと続いています。
そして2019年も3月に入り、忘れられない日が近づいています。
2011年3月11日東北地方太平洋沖地震発生。
そしてそれによる津波や福島第一原子力発電所事故による災害。
そうです。東日本大震災です。
福島はFukushimaと呼ばれ、世界中が日本を支えてくれるまでになりました。
あれから8年。
政府が投じる関連予算も2019年は復興拠点整備に869億円投じられると言われています。
しかし、福島の現状が報道されることは随分と少なくなりました。
復興関連予算の大半が使い道ないなど嘘か真かわからないような話もありますが、実際のところ現状はどうなのでしょうか?
今回は、福島原発2019現在の放射線や汚染水の影響は?いつまで続く? と題して福島の現在に迫ってみたいと思います。
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福島原発2019現在の放射線や汚染水の影響は?
福島第一原子力発電所事故発生当時、震災発生の翌日2011年(平成23年)3月12日)の午後2時10分以降は放射線量が急上昇し、その30分後には1時間当たり4.6ミリシーベルトにまで達しました。
一般人の年間の積算の被ばく線量限度が1ミリシーベルトと言われていますから、20分ほどいただけで限度超えとなり放射能被害に遭う事態でした。
それでは8年経とうとする現在はどうなのでしょうか?
2019年3月4日0時時点の放射線量ですが、福島県内は0.04~0.14マイクロシーベルトまで下がっています。
※福島復興ステーション空間線量モニタリング結果情報より
マイクロとはミリの千分の一単位ですから、ぐっと下がってきているのが分かりますね。
ちなみに3月5日6時現在の東京(新宿区)の放射線量は0.037マイクロシーベルトです。
※http://new.atmc.jp/より
今現在の数値だけを比較すると、ほとんど変わらない数値ですよね。
しかし、先日2月28日こんな報道が。
福島の県民健康調査検討委員会の委員で、子供の甲状腺検査を評価する部会の清水一雄部会長が、検討委に辞表を提出https://t.co/4wzoe2WoOW
「部会長の立場では自分の意見が言えない」
「多発は事実であり、『放射線の影響とは考えにくい』とは言い切れない」 pic.twitter.com/CaM8aLjdiZ— cosmos (@cosmos115) February 28, 2019
やはり放射線被害は長期的に検査をしないといけないですね。
放射線の被ばく量は積算量で影響を考えないといけないので、今の放射線量の数値は他と同じでも浴び続けた土地、空気、生き物は…
これからも長い目で影響を見守っていかないといけないですね。
【追記】
落ち着いていられなくなってきましたね。NHK独自の調べで大変なことが分かりました。
福島第一原子力発電所から放出されている放射性物質の量についてNHKがまとめたところ、ことし1月までの1年間の放出量が推計で、前の年と比べて2倍近くになっていることがわかりました。放出量は基準値を大きく下回っているものの、東京電力は廃炉作業によって一時的に増えたのが原因ではないかとしています。
東京電力は8年前の原発事故のあと、1号機から4号機の原子炉建屋から放出されている放射性物質の量について、現在は「対策を講じているので大幅に減ってきている」と説明しています。
NHKでは、東京電力の公表資料を基に計算したところ、いずれも推計で、去年1月までの1年間の放出量は4億7100万ベクレルほどだったのに対し、ことし1月までの1年間の放出量は9億3300万ベクレルほどに上り、2倍近くになっていることがわかりました。
安全とは一体、、、
思い出したくない悲劇もありますが、自分のため、子どもたちや次世代のため今一度原子力発電所について考えましょう。
【追記ここまで】
福島原発2019現在の汚染水の影響は?
現在、原発から出ている汚染水は太平洋に漏出していると言われています。
ロシア政府外相から汚染水の太平洋放出を禁止すべきと強く明言しています。
この汚染水、何がまずいのか?
猛毒のトリチウムを含むからです。
トリチウムは放射線を出す放射性物質で、そんなものが含まれた水の中で生きる水棲生物が平気でいられるのでしょうか?
そんなわけないですよね。食物連鎖の上に行けばいくほどその濃度は濃くなりますし、魚を食べる日本人こそ気をつけないといけません。
そして、残念なことに、現状では汚染水の太平洋漏出を完全に防ぐ手立ては掲げられていません…
3.11という節目に今一度、汚染水対策についても見直してほしいと思います。
福島原発2019現状や復興支援はいつまで続く?
記事の冒頭で復興支援の関連予算について触れましたが、震災前に戻るのは難しい話で、でも諦めるわけにはいかないというのが現状です。
自分たちのためだけでなく次世代、そしてそれ以降に続く日本のためにいろんな形で復興支援は続いています。
【ともに未来へ!】被災地復興支援活動のために、福島県南相馬市へ。メンバーは、今日も誰かの心に、元気と勇気を与えてる。そんなグループに関われたことを、誇りに思う瞬間。
来週は3.11。ボクらにしかできないことが、きっとある。#AKB48 #誰かのためにプロジェクト pic.twitter.com/q7ymoTanMG— 佐々木ミー (@SasakiMie) March 2, 2019
AKB48もマンガ家の高橋先生も。
高橋先生が福島出身という事で、
3.11の復興支援で書き下ろした
ポスターです。自分も福島なんで購入して飾ってます。 pic.twitter.com/h7S0TvPrTx— tfoa (@tfoa87669255) March 2, 2019
私たちにもできることがあります。
Yahoo!が今年も3.11検索で復興支援の企画を立ち上げています。
ちょっとしたことかもしれないですが、誰でも支援できる、力になれる素晴らしい企画だと思います。
⇒https://fukko.yahoo.co.jp/
おそらく3月11日には福島に縁の深いアーティスト、著名人たちが何かしら支援に向けてアクションを起こすでしょう。
この熱は絶やしてはなりません。
まとめ
以上、最近は報道も控えめになってきた東日本大震災について
福島原発2019現在の放射線や汚染水の影響は?いつまで続く?
と題して8年後である2019年の現状について解説してきました。
私たちひとりひとりにできることはそんなに多くないかもしれません。
どんなに小さなことかもしれませんができることは必ずあります。
思いを馳せ、今を一生懸命に生きることも充分素晴らしいことです。
また、この機会に災害に備えたり、原発の有用性について考えてみるのも良いんではないでしょうか?
明日が今日より明るい日となりますように。
今回も最後まで閲覧いただき、ありがとうございました!
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